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偉人のふるさとを知る鶴丸城跡・県歴史資料センター黎明館慶長6年(1601)に、島津家18代家久が築いた平城跡。鶴丸城跡に建つ鹿児島県歴史資料センター黎明館。県全体の歴史、考古、民俗、美術・工芸などの資料や、....
偉人のふるさとを知る鶴丸城跡・県歴史資料センター黎明館慶長6年(1601)に、島津家18代家久が築いた平城跡。鶴丸城跡に建つ鹿児島県歴史資料センター黎明館。県全体の歴史、考古、民俗、美術・工芸などの資料や、大河ドラマ「篤姫」で使用された駕籠、衣装等も展示されている。黎明館の敷地は、現在でも濠、石垣、石橋など由緒あるものが残り、県指定史跡になっている。維新ふるさと館激動の薩摩の歴史を体感しながら学べる施設。地下1 階の「維新体感ホール」では、等身大のロボットが登場するドラマ「維新への道」(25 分)と薩摩藩英国留学生を描いたドラマ「薩摩スチューデント、西へ」(20 分)を交互に上演。(1 日13 回)西郷、大久保他、維新で活躍した偉人たちの紹介や、篤姫展示コーナーなど、幕末から明治にかけてを分かりやすく紹介する施設。周辺は、『歴史ロード「維新ふるさとの道」』として整備され、武家屋敷が再現されている。●受入人数:最大200 人 ●受入期間:通年●所要時間:60 分程度●受入時間:9:00 ~ 17:00●料金:大人300 円・小中学生150 円 (団体20 人以上:大人240 円・小中学生120 円)●対象:小学生~高校生問Tel.099-239-7700 Fax.099-239-7800●受入期間:通年(月曜、毎月25 日休館)●所要時間:約30 ~ 60 分●観覧時間:9:00 ~ 18:00(入館は17:30 まで)●料金:大人300 円・高大生190 円・小中生120 円●対象:小学生~高校生 問Tel.099-222-5100示現流兵法所史料館市内を流れる甲突川に江戸末期に架けられた五石橋は、平成5年の豪雨で2橋が流出。残った3橋を移設復元して公園に。記念館では石橋の歴史と技術を伝える。●受入期間:通年(月曜休館)●所要時間:30 ~ 60 分●受入時間:9:00 ~ 17:00(7 ~ 8 月は19:00 まで)●料金:無料●対象:小学生~高校生問Tel.099-248-6661鹿児島中央駅の前に建つ薩摩藩の英国留学生をモチーフにした銅像。Column近代化の礎となった集成館事業とは?島津斉彬は富国強兵・殖産興業政策を推し進め、鹿児島市郊外の磯に、大砲を造るための反射炉をはじめ、溶鉱炉、硝子窯など多くの設備を備えた一大工場群を築く。これらは後に「集成館」と命名され、集成館でおこなわれた様々な事業を総称して「集成館事業」と呼ぶ。これら集成館事業を推し進めた背景には、産業革命以後活発な西欧諸国の植民地活動にあった。1840 年に勃発したアヘン戦争によって、清国はイギリスに完敗。大国清国の敗戦により、その触手が日本へと向けられるであろう危機感を感じた斉彬は、日本を西欧諸国のような強く豊かな国にしなければならないと考え、幕府や大名へ富国強兵を提唱し、自らも集成館事業を興したのだった。郷中教育の主要な要素の示現流剣術では、争いを避けることが一番の教えとされ、その代わり太刀を抜いたら一撃でしとめる強さや厳しさを求められた。史料館で示現流を通じて集中力や心の大切さを学ぶ。●受入人数:50 人前後●受入期間:通年(月曜休館)●所要時間:30 分~ 2 時間●受入時間:10:00 ~ 17:00 ●料金:大人500 円・小中高校生300 円(団体15 人以上:100 円引き)、体験料1,000 円●対象:中・高校生問Tel/FAX.099-226-1233薩摩の教え「郷中教育」に学ぶ 生麦事件に端を発する、薩英戦争でイギリスの軍事・技術力の高さを見せつけられた薩摩藩は、近代化を急がねばならないことを身をもって経験した。この事がきっかけとなり、慶応元(1865)年、優秀な若者たち19名をイギリスへと派遣するのである。 1865年4月17日、串くし木き野のの羽は島しま沖から万感の思いを胸に、彼等はヨーロッパへと旅立つ。薩摩で鍛えた精神をもって、イギリスでは猛勉強に明け暮れる。 そうした彼等のひたむきで熱い思いが、明治の文明開化に大きな役割を果たすのである。幕末歴史ものがたり元治元(1864)年、薩摩藩はエリート養成のための開成所という洋学校を創設。この開成所を中心に留学生が選抜された。初代文部大臣 森有礼(1前列左端)、東京国立博物館を創設した町田久成(2 前列中央)、東京開成学校(後の東京大学)初代校長 畠山義成(1 左端)らが出て、日本の近代化に貢献した。※維新ふるさと館(鹿児島市)維新体感ホールで「薩摩スチューデント西へ」を上映中。甲突川に五石橋を架けた名石工・岩永三五郎薩摩藩に招請を受けて、西田橋をはじめとする甲突川の「五石橋」を架設するなど肥後の石工の名を大いに高めた人物。祇園之洲公園に像が立つ。石橋記念公園若き薩摩の群像薩摩藩英国留学生19幕末の混乱の中、日本の近代化をめざし薩摩藩はいち早く外国の学問や技術を学んだ。