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武士の暮らしにふれる薩摩の小京都とも称される知覧。国の名勝に指定された武家屋敷群を見学し、薩摩独自の外城制度を学ぶ。知覧武家屋敷群三角兵舎跡特攻隊員が出撃前に過ごした兵舎を復元。知覧特攻平和会館に隣接....

武士の暮らしにふれる薩摩の小京都とも称される知覧。国の名勝に指定された武家屋敷群を見学し、薩摩独自の外城制度を学ぶ。知覧武家屋敷群三角兵舎跡特攻隊員が出撃前に過ごした兵舎を復元。知覧特攻平和会館に隣接している。狭い兵舎の天井を見つめ出撃の日を待つ隊員たちに思いを巡らす。【南九州市知覧町】領主島津久峯が、藩主の参勤交代に伴って江戸から戻る道中で接した京の文化を持ち帰ったとされる。国の名勝に指定されている７つの庭園は、母ヶ岳を借景に、築山泉水式１つ、枯山水式６つの庭園。日本人の感性を伝える。（ お問い合せ先）知覧武家屋敷庭園保存会事務所南九州市知覧郡6198TEL : 0993-58-7878　 FAX :0993-58-7877Column 南薩摩に残る特攻の歴史平和会館に納められた手紙には、平和や命、家族への思いが込められている。「あんまり緑が美しい　今日これから死にに行く事すら忘れてしまいそうだ。　真青な空　ぽかんと浮かぶ白い雲　六月の知覧はもうセミの声がして夏を思わせる」　出撃命令を待っている間に書いた22歳の特攻隊員による遺書の一部だ。　「沢山貰った御手紙は　みな　ポケットに入れて持っていきます（中略）これからは　兄ちゃんは御星様になって　千鶴ちゃんが立派な人になるのを見守っています」　妹のように可愛がっていた下宿先の娘さんにあてた手紙にはそう書かれている。万世特攻平和祈念館【南さつま市】47 年ぶりに海中から引き揚げられた水上偵察機が戦争の悲惨さを物語る。陸軍最後の特攻基地・万世飛行場跡にあり、201 人の特攻隊員たちの手紙や遺品・遺影、吹上浜から引き揚げられた零式水上偵察機を展示。ホタル館 富屋食堂富屋食堂は特攻隊員らに母と慕われた鳥浜トメさんの食堂。当時の食堂を再現した資料館の遺品や写真を通じてトメの生涯と特攻隊員とのふれあいに思いを馳せ、人の生き方を学ぶ。●受入人数：50 人●受入期間：通年●所要時間：30 分●受入時間：9:00～ 17:00 ●料金：大人350 円・小中学生250 円（団体15 人以上：大人300 円・小中学生200 円）●対象：中・高校生問Tel.0993-58-7566　Fax.0993-58-7565知覧武家屋敷庭園●受入期間：通年●受入時間：9:00 ～ 17:00 ● 所要時間：30～ 60 分●料金：大人500 円、小・中学生300 円（団体30 人以上：大人400 円・小中学生240 円）●対象：中・高校生知覧平和公園平和会館の屋外に展示されている一式戦闘機「隼」は、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の撮影に使われた機体。会館へ続く道は春になると桜のトンネルに変わる。●受入人数：200 人程度　●受入期間：通年（12/31 ～ 1/1 は休み）●所要時間：ガイド付50 分（ガ　イドは要予約）●受入時間：9:00 ～ 17:15（入館　は16:30 まで）●料金：大人300 円・小中学生　　200 円（団体20 人以上：大人　250 円・小中学生150 円）問Tel/Fax.0993-52-3979