ブックタイトル鹿児島県教育旅行ガイドブック「かごしま見聞録」

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概要

鹿児島県教育旅行ガイドブック「かごしま見聞録」

維新のふるさと鹿児島を知る鹿児島(鶴丸)城跡・県歴史資料センター黎明館慶長7 年(1602)頃に、初代藩主島津家久が築いた鹿児島( 鶴丸)城跡に建つ鹿児島県歴史資料センター黎明館。県内の歴史、考古、民俗、美術・工芸に関する貴重な資料や、大河ドラマ「篤姫」で使用された駕籠、衣装等も展示されている。黎明館の敷地の一部は、現在でも濠、石垣、石橋などが県指定史跡になっている。鹿児島市維新ふるさと館激動の薩摩の歴史を体感しながら学べる施設。地下1 階の「維新体感ホール」では、等身大のロボットが登場するドラマ「維新への道」(25分)と薩摩藩英国留学生を描いたドラマ「薩摩スチューデント、西へ」(20 分)を交互に上演(1 日13 回)。西郷、大久保他、維新で活躍した偉人たちの紹介や、篤姫展示コーナーなど、幕末から明治にかけてを分かりやすく紹介する。●受入期間:通年●所要時間:60 分程度●受入時間:9:00 ~ 17:00●料金:大人300 円・小中学生150 円 (団体20 人以上:大人240 円・小中学生120 円)●対象:小・中・高校生問Tel.099-239-7700 Fax.099-239-7800●受入期間:通年(月曜、毎月 25日休館)●所要時間:60分程度●観覧時間:9:00~18:0(0入館は17:30まで)●料金:一般310 円・高大生190 円・小中学生120 円(団体20 名以上:一般230 円・高大生120 円・小中学生60 円)●対象:小・中・高校生 問Tel.099-222-5100●受入人数:約50 人●受入期間:通年(火曜休館、火曜が祝日の場合翌日)●所要時間:60 分●受入時間:10:00 ~17:00 ●料金:高校生以上300 円・小中学生200 円(団体20 名以上:高校生以上250 円・小中学生150 円)●対象:小・中・高校生 問Tel.0996-35-1865 Fax.0996-35-1105市内を流れる甲突川に江戸末期に架けられた五石橋は、平成5年の豪雨で2橋が流出。残った3橋を移設復元して公園に。記念館では石橋の歴史と技術を映像などで学べる。●受入期間:通年(月曜休館)●所要時間:30 ~ 60 分●受入時間:9:00 ~ 17:00(7 ~ 8 月は19:00 まで)●料金:無料●対象:小・中・高校生問Tel.099-248-6661Column日本初の洋式工場群「集成館」2015 年7 月「世界文化遺産」登録決定!1851 年、薩摩藩主となった島津齊彬は、日本を強く豊かな国にするために、鹿児島市郊外の磯地区一帯の竹林を切り開いて、反射炉や高炉、ガラス工場などの施設をつくり、これらの工場群を「集成館」と名付けた。この「集成館」は日本初の洋式工場群であった。齊彬の死後、集成館は1863 年の薩英戦争で焼失し、外国の力を思い知った薩摩藩は、集成館事業の必要性を再認識し、集成館事業を再開、新たな技術導入にも力を入れ、より積極的な近代化・産業化に取り組んだ。集成館の機械工場(現在の尚古集成館本館)などを含む「明治日本の産業革命遺産」は、2015 年7 月に世界文化遺産として登録されました。本遺産の登録は、産業国家日本の礎を築いた先人たちの偉業が改めて評価されたものであり、地域の誇りでもあります。世界文化遺産登録を機に、多くの皆様に鹿児島の「旧集成館」をはじめとする構成資産を訪れていただき、幕末期にいち早く近代化に取り組んだ先人たちの偉業に思いをはせていただければと思います。問鹿児島県世界文化遺産課 Tel.099-286-2364 Fax.099-265-5525 E-mail.sekaibunka@pref.kagoshima.lg.jp URL.http://www.kyuyama.jp/薩摩の教え「郷中教育」に学ぶ 「薩摩藩英国留学生記念館」は、留学生が約2 ヶ月間を過ごし、イギリスに向けて旅立った地、いちき串木野市羽島に平成26年7月に開館した。幕末の薩摩からイギリスに密航し、帰国後は様々な分野で日本の近代化に貢献した薩摩藩英国留学生、いわゆる薩摩スチューデントの生きざまと功績を顕彰する施設。貴重な資料や映像で、留学生たちの旅路や功績を紹介している。また、展望デッキ、カフェ、ライブラリーもあり、留学生に思いを馳せてもらい、未来を築く為の心の糧にして欲しい。甲突川に五石橋を架けた名石工・岩永三五郎薩摩藩に招請を受けて、西田橋をはじめとする甲突川の「五石橋」を架設するなど肥後の石工の名を大いに高めた人物。隣接の祇園之洲公園に像が立つ。石橋記念公園薩摩藩英国留学生記念館Column元治元(1864)年、薩摩藩はエリート養成のための開成所という洋学校を創設。この開成所を中心に留学生が選抜された。初代文部大臣 森有礼(1 前列左端)、東京国立博物館を創設した町田久成(2 前列中央)、東京開成学校(後の東京大学)初代校長畠山義成(1 左端)らが出て、日本の近代化に貢献した。※維新ふるさと館(鹿児島市)維新体感ホールで「薩摩スチューデント、西へ」を上映中。薩摩藩英国留学生23幕末の混乱の中、日本の近代化をめざし薩摩藩はいち早く外国の学問や技術を学んだ。